介護分野での受け入れ見込数から分かること
介護分野では日本の少子高齢化と長寿の国であることが合わさって、高齢者の介護をするための人材不足が深刻な状況となっております。
技能実習生や特定技能外国人の母国では日本に点在している介護施設が少なく、家族が介護をするのが一般的です。
文化的な理由などもありますが、日本も昔は同じ状況であったことを考えると、やはり、多くの技能実習生や特定技能外国人の母国である発展途上国では高齢者が少なく、若年層が多い国が多いため、介護施設が少ないのだと考えられます。
すでに家族や自国の労働力だけでは介護分野の人手不足を解消できなくなった日本ではこの分野を特定技能での最重要分野としていることからも深刻さを知ることができます。
また、介護分野では特定技能の在留資格以外にも、ベトナム国籍・インドネシア国籍・フィリピン国籍の外国人が申請して介護施設で就労できるEPAの制度や介護という在留資格に加えて、技能実習制度でも介護の職種があるなど以前から、人手不足解消のための施策はありましがた、それでも足りていないということが特定技能のデータより知ることができます。